2011年01月24日
合格者は酔拳の達人! 全日本プロレス『公開入団テスト』
1月23日(日)、都内・大森にあるゴールドジムサウス東京アネックス店にて、全日本プロレスが『武藤塾番外編 2011全日本プロレス公開新人入団テスト』を実施。中国武術の世界大会で銅メダルを獲得した実績を持つ水木千尋さんが合格した。
毎年行われている全日本の『公開新人入団テスト』。過去にも、KAI、大和ヒロシ、BUSHI、真田聖也、中之上靖文、征矢匠らが同テストの出身者として全日本のリングで活躍しており、同テストから全日本の未来を担う逸材を発掘してきた。
今回も32名の応募者の中から書類選考で選ばれた14名の若者が同テストを受験。前転から始まりドンドン難易度が増していくマット運動のテスト、ヒンズースクワット&ジャンピングスクワットやプッシュアップなどの厳しい基礎体力テストを次々とこなしていった。そして、最後に待っているのが自己アピールタイムだ。体力テスト等ではダメでも、このアピールタイムで挽回(ばんかい)のチャンスがある。かつて、大和もこのアピールタイムでいっこく堂の腹話術のモノマネを披露。逆転で合格者となった前例がある。
この日も、受験者たちはそれぞれ取っておきのネタを披露。初めて来たお客さんに顔面ウォッシュのコールの仕方を教える大谷晋二郎のモノマネなど、細かすぎるネタもあったが、一際目を引いたのが水木さんが披露した酔拳だった。
3歳の頃より、プロレス好きの親の影響でプロレスラーになることを目指していたという水木さんは現在19歳。小学校5年生より習っている中国武術が得意で、2010年に中国で行われた第4回伝統武術世界大会で銅メダルを獲得した実績を持っている。その実績を生かして、アピールタイムで披露したのが酔拳の型だった。これが審査員である武藤敬司、カズ・ハヤシ、桑原弘樹(全日本プロレスコンディショニングコーチ)の目に止まり、今回唯一の合格者となったのだ。
「体力テストの得点表では入っていなかったけど、あれ一発で合格だったね」と武藤。「でも、ああいうのはすごく重要だからね。俺たちは伝えることができないと意味がない。表現してる世界だからさ」と、水木さんを合格者に選んだ理由を語った。
一方、選ばれた水木さんは、「信じられないですね。3歳の頃からずっと目指してきたので」と半ば呆然とした表情。しかし、「これからなので気合いを入れて頑張っていきます」と意気込みをあらわにした。
水木さんは中学を卒業後はアルバイトをしながら体を鍛え、プロレスラーを目指していた。選んだアルバイトも「体力がつくから」という理由からゴミ収集作業。中国武術もいずれプロレスに役に立つだろうとの考えから習っていたものであり、これまでの19年間の人生はほぼプロレスラーになるために費やしてきたと言っても過言ではない。晴れて合格者となった水木さんは今春にも正式に入門し、厳しい練習の中でデビューを目指すことになる。
一方、「就職難で騒がれている割には受験者が少なかったね。プロレスで食っていこうという人がもっといると思ったんだけど、極端に少なかったよね。レベルも低かったし」と、今回のテストについて語った武藤。「プロレスのリングが光り輝いて、あこがれの対象である場所でなければ良くないよね。みんながあこがれるリングを築いていかないと」と、全日本をさらなる魅力あるリングにすることを誓っていた。
水木千尋(みずき・ちひろ)
生年月日:1991年8月12日(19歳)
身長:171センチ
体重:87キロ
スポーツ歴:中国武術
・2010年第4回伝統武術世界大会 銅メダル
・2010年全日本大会 入賞
・2006-2009年 兵庫県大会優勝
・2006年 国体優勝
[記事提供:全日本プロレス]
毎年行われている全日本の『公開新人入団テスト』。過去にも、KAI、大和ヒロシ、BUSHI、真田聖也、中之上靖文、征矢匠らが同テストの出身者として全日本のリングで活躍しており、同テストから全日本の未来を担う逸材を発掘してきた。
今回も32名の応募者の中から書類選考で選ばれた14名の若者が同テストを受験。前転から始まりドンドン難易度が増していくマット運動のテスト、ヒンズースクワット&ジャンピングスクワットやプッシュアップなどの厳しい基礎体力テストを次々とこなしていった。そして、最後に待っているのが自己アピールタイムだ。体力テスト等ではダメでも、このアピールタイムで挽回(ばんかい)のチャンスがある。かつて、大和もこのアピールタイムでいっこく堂の腹話術のモノマネを披露。逆転で合格者となった前例がある。
この日も、受験者たちはそれぞれ取っておきのネタを披露。初めて来たお客さんに顔面ウォッシュのコールの仕方を教える大谷晋二郎のモノマネなど、細かすぎるネタもあったが、一際目を引いたのが水木さんが披露した酔拳だった。
3歳の頃より、プロレス好きの親の影響でプロレスラーになることを目指していたという水木さんは現在19歳。小学校5年生より習っている中国武術が得意で、2010年に中国で行われた第4回伝統武術世界大会で銅メダルを獲得した実績を持っている。その実績を生かして、アピールタイムで披露したのが酔拳の型だった。これが審査員である武藤敬司、カズ・ハヤシ、桑原弘樹(全日本プロレスコンディショニングコーチ)の目に止まり、今回唯一の合格者となったのだ。
「体力テストの得点表では入っていなかったけど、あれ一発で合格だったね」と武藤。「でも、ああいうのはすごく重要だからね。俺たちは伝えることができないと意味がない。表現してる世界だからさ」と、水木さんを合格者に選んだ理由を語った。
一方、選ばれた水木さんは、「信じられないですね。3歳の頃からずっと目指してきたので」と半ば呆然とした表情。しかし、「これからなので気合いを入れて頑張っていきます」と意気込みをあらわにした。
水木さんは中学を卒業後はアルバイトをしながら体を鍛え、プロレスラーを目指していた。選んだアルバイトも「体力がつくから」という理由からゴミ収集作業。中国武術もいずれプロレスに役に立つだろうとの考えから習っていたものであり、これまでの19年間の人生はほぼプロレスラーになるために費やしてきたと言っても過言ではない。晴れて合格者となった水木さんは今春にも正式に入門し、厳しい練習の中でデビューを目指すことになる。
一方、「就職難で騒がれている割には受験者が少なかったね。プロレスで食っていこうという人がもっといると思ったんだけど、極端に少なかったよね。レベルも低かったし」と、今回のテストについて語った武藤。「プロレスのリングが光り輝いて、あこがれの対象である場所でなければ良くないよね。みんながあこがれるリングを築いていかないと」と、全日本をさらなる魅力あるリングにすることを誓っていた。
水木千尋(みずき・ちひろ)
生年月日:1991年8月12日(19歳)
身長:171センチ
体重:87キロ
スポーツ歴:中国武術
・2010年第4回伝統武術世界大会 銅メダル
・2010年全日本大会 入賞
・2006-2009年 兵庫県大会優勝
・2006年 国体優勝
[記事提供:全日本プロレス]
Posted by koimasu at 07:54│Comments(0)